今週の指標 No.337 目次   前へ 次へ 2002年4月22日

金利修正PERからみた本邦株株価水準

<ポイント>
  1. 金利修正PER(12ヶ月先行予想ベース)から東証1部の理論時価総額を算出し(図1・参考)、実際の時価総額と比べてみると、00/6月以降、実際の時価総額が理論時価総額を下回る状態(割安な状態)が続いていることが分かる(図2)。
  2. 2001年度決算業績の下方修正が続き、理論時価が低下する傾向が強まったことから、2001年中は理論時価と実際の時価総額の乖離が縮小する傾向が見られ、足元の実際の時価総額は、適正理論株価レンジの下限に位置している.
  3.  2002年度は大幅な増益が見込まれていることから、理論時価が上昇し、実際の株価の割安感が強まる可能性がある。

図1 東証1部の時価総額と理論時価総額の推移

図2 理論時価総額 - 時価の乖離率

(備考):図1、図2ともデータストリーム、日経NEEDSより作成。


(参考:)理論時価総額の算出モデル

*金利修正PERの過去3年平均値を理論上の適正バリューとして、その時点の予想最終利益から理論時価総額を算出し、現在の長期金利で割り引いた。 ここで算出される理論時価は、金利、企業業績予想以外の要素が考慮されていない。


(参考)理論時価総額の算出モデル

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 大久保享史 直通03-3581-5854

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