今週の指標 No.320 目次   前へ 次へ 2002年2月18日

下落傾向にある中国の物価

<ポイント>

  1. 中国の消費者物価上昇率は96年以降急速に低下し、98年からは物価が下落傾向にある。2001年8月より再び下落するようになり、11月、12月と連続して前年比マイナスとなった。こうした動きを反映して、GDPデフレータも下落傾向で推移している(図1)。
  2. 2001年は海外経済の減速から、輸出の伸びは大幅に鈍化した。工業品出荷価格は年央以降下落に転じており、輸出鈍化が影響しているものと考えられる(図2)。
  3. 国家経済貿易委員会が発表した2002年上半期の主要商品需給状況の見通しでは、調査品目の86%が過剰に生産されている(表1)。このような調査に示されるように、国内の供給力が需要を大きく上回っていることが物価下落の基本的な原因になっている。

図1 物価

図2 輸出と工業品出荷価格 表1 主要商品需給状況
出所)中国経済景気月報、国家経済貿易委員会

担当:参事官(海外経済担当)付 舘 貞栄 直通03-3581-9537

目次   前へ 次へ