今週の指標 No.311 目次   前へ 次へ 2002年1月15日

一昨年に引き続き下落した株式相場

<ポイント>
  1. 東証株価指数(TOPIX)は、2000暦年間の25.5%下落に引き続き、2001暦年間に19.6%下落し、1032.14ポイントで終了した。
  2. 業種別の下落率を見ると、IT関連産業や金融業の不振などを受け、銀行業、通信業、電気機器、非鉄金属などが大きく下げたことが目立ったほか、米国における同時多発テロ事件の影響により空運業なども大きく下落した(表1)。また、東証第一部上場株時価総額に占める業種別株価の時価総額の割合及びその順位を見ると、2001暦年には電気機器、銀行業、通信業の占めるシェアが大きく下がり、その結果、銀行業、通信業の順位は下がった(表2)。
  3. 仮に時価総額で上位にある電気機器、銀行業、通信業(以上三種の時価総額に占める割合の合計は約3割)を除いた株価指数を試算すると、その減少幅がTOPIXの減少幅の約半分となり、これらの業種の株価が回復しないと本格的な株価回復が難しいことが示唆される(図1)。

(表1)2001暦年の業種別株価指数の下落率、(表2)業種別株価の時価総額が全体に占める割合、(図1)東証株価指数、業種別株価指数(電気機器、銀行業、通信業)、前記三業種を除いた指数の推移


担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 飯塚正明 直通03-3581-5854

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