今週の指標 No.310 目次   前へ 次へ 2002年1月15日

好調に推移している通信販売

<ポイント>
  1. これまで順調にその市場規模を拡大してきた通信販売は、小売業販売額が減少基調に陥り始めた2001年春以降も引き続き前年を上回って推移している(図1)。その結果、小売業販売額に対する比率でみると82年度の0.7%から2000年度には1.7%となっており、規模的には小さいものの着実に成長してきている。
  2. 通信販売売上高の伸長について品目別の寄与度でみると、2001年度に入ってから、通信販売の主要品目である「衣料品」が減少している一方で、「雑貨」をはじめ、「家庭用品」や「食料品」がプラスに寄与していることがわかる(図2)。
  3. これは、通信販売が、いわゆる「こだわり消費」や「選別消費」の動きを背景として、取扱品目が多く比較検討が容易で、購入の際の時間や手間が省けるという通信販売の性質を活かせる分野において成長していることを示している。消費者の嗜好が今後ますます多様化していくことが予測される中において、通信販売はこれらの分野を中心に引き続き成長していくものと考えられる。

 

図1 通信販売売上高の推移

図1 通信販売売上高の推移

 

図2 通信販売売上高の寄与度分解(実質)

図2 通信販売売上高の寄与度分解(実質)

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 塩川智宏 直通03-3581-9516

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