今週の指標 No.303 目次   前へ 次へ 2001年11月26日

企業収益減少の背景


<ポイント>
  1. 企業収益(経常利益)は、2000年末にはバブル期を上回る水準にまで達したが、2001年に入り、減少し始めている(図1)。
  2. この背景として、特に非製造業において売上高原価比率(売上原価÷売上高)が上昇していることが一つの要因となっている(図2)。
  3. 卸売物価、消費者物価ともに下落し続けているなど、デフレが続いているが、2000年に入り、消費者物価が卸売物価以上に下落し始めている(図3)。このような状況において、十分なマージンを乗せることが困難となっており、相対的な仕入れコストの上昇により利幅の薄い状態に陥っていることが示唆される。

図1 企業収益(経常利益)の推移

図2 売上高原価比率の推移

図3 卸売物価指数と消費者物価指数の推移

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 岡田 智裕 直通03-3581-0806

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