今週の指標 No.274 目次   前へ 次へ 2001年7月23日

最近の生産・生産能力・稼働率の動向

<ポイント>

  1. 鉱工業生産指数は99年初めから増加基調だったが、今年に入ってから減少が続いている。鉱工業生産指数を電気機械と電気機械以外に分けてみると、電気機械の水準は高いものの、電気機械以外と比較して、急速に減少している(図1)。
  2. 生産能力については、電気機械以外においては、能力増強投資の抑制を背景に、98年頃から減少し続けている。このため、稼働率はあまり低下していない(図2、図3)。
  3. 一方、電気機械においては、生産能力が増加し続けている。このところの大幅な生産減を受けて稼働率は急激に低下しており、93年以降最も低い水準となっている(図2、図3)。
  4. 電気機械における設備過剰感は急速に強まっており(図4)、今後ストック調整過程に入り、設備投資が減少するおそれがあると考えられる。

図1 鉱工業生産指数 図2 生産能力

図3 稼働率指数 図4 生産・営業用設備判断D.I.



(備考)経済産業省「鉱工業指数」及び日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より作成。

担当:景気判断・政策分析総括担当参事官付 吉田 敦子 直通 03-3581-0806

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