今週の指標 No.243 目次   前へ 次へ 2001年3月19日

国内品との代替によって増加する輸入繊維製品

<ポイント>

  1. 繊維製品の輸入は98年末以降、急激に増加している(図1)

  2. 繊維工業における国内供給面をみると、99年以降、総供給(=国内生産品+輸入品)自体は伸びていないものの、国内生産品との代替によって輸入が増加している姿が他業種と比較すると顕著にみられる(図2)。

  3. この国内生産品との代替による輸入の増加(「輸入浸透度」の高まり)は、「輸入品の国内品に対する相対価格」の低下が要因ともなっており(図3)、安価な製品供給を目的に生産コストが低い中国などへの生産移管が進んでいる繊維業界の背景が伺える。


図1 繊維製品輸入数量・金額の推移(季節調整値) 図2 業種別での「国内供給」の伸びにおける寄与度分解 図3 繊維製品の「輸入浸透度」と「相対価格」の推移

(備考)
1.財務省「貿易統計」、経済産業省「鉱工業総供給表」、日本銀行「卸売物価指数」により作成。
2.図2は各業種毎、99年第1四半期〜2000年第4四半期の総供給(=国内生産品+輸入品、季節調整値)の伸びを分解。
3.図3の輸入浸透度は、輸入/国内総供給(=国内生産品+輸入品)

担当 参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 木村 佳人 直通 03-3581-9527

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