今週の指標 No.239 目次   前へ 次へ 2001年3月5日

減少に転じた輸出
<ポイント>
  1. アメリカでは、昨年半ばより鈍化し始めた景気が足下ではさらに減速している(図1)。東アジアでも、危機後の急回復が落ちつきつつあるなかで、アメリカ経済の減速や世界的なIT関連需要の鈍化を背景として、生産の伸びに鈍化が見られる(図2)。
  2. これを受けて、日本では、アメリカ向け輸出が弱含んでいるほか、これまで我が国の輸出を牽引してきたアジアNIEsやASEAN等のアジア向け輸出も、半導体等電子部品などの電気機器を中心に減少に転じるなど、状況に大きな変化が見られている(図3)。
  3. 今後とも、アメリカ経済の減速が、アジアを経由して我が国輸出に与える影響に注視が必要である。

図1 アメリカ:実質GDP成長率の実質と見通し、図2 東アジア諸国の鉱工業生産、
図3 日本の輸出数量の推移

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 本郷 徹 直通 03-3581-9527

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