今週の指標 No.231 目次   前へ 次へ 2001年2月5日

業種毎に格差がみられる情報化投資


<ポイント>

  1. 情報化投資は増加を続けており、昨年上半期における設備投資増加に占める情報化関連投資の寄与は約8割となっている。業種別の設備投資全体に占める情報化投資比率を試算してみると、通信、金融で大幅に上昇し、次いで電気機械、卸小売の順となっている(図1)。

  2. 情報化投資比率と全要素生産性(TFP)伸び率との相関を製造業について業種別にみると、近年正の相関関係の高まりがみられ、TFPが情報化投資に影響されつつあることを示唆している(図2)。

図1.業種別情報化投資比率の推移

図2.製造業における情報化投資比率と全要素生産性伸び率
図2.製造業における情報化投資比率と全要素生産性伸び率(95年) 図2.製造業における情報化投資比率と全要素生産性伸び率(98年)

(備考)
1.内閣府「国民経済計算」(90年基準)、「民間企業資本ストック統計」、経済産業省「経済統計」、厚生労働省「毎月勤労統計調査」等により作成。
2.TFP伸び率=実質GDP伸び率−{ 資本分配率×資本投入(資本ストック×稼働率)伸び率}
     −{ 労働分配率×労働投入(就業者数×総実労働時間)伸び率 }
3.X軸:情報化投資比率(%)、Y軸:全要素生産性(TFP)伸び率(後方5年移動平均)(%)
4.なお、96年、97年についても同様に近似曲線を引くと96年=0.2578、97年=0.3961(電気機械を含む)となる。

担当:参事官(景気判断・政策分析総括担当)付 岡田 智裕 直通03-3581-0806

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