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産業動向

平成12年9月


産業動向の推移


概 況

 我が国産業の最近の動向について次のような特徴がみられる。

(1)設備投資を含めた企業活動の高まりを反映して、産業機械が横ばい状況に改善し、広告が好調となった。また、個人消費がおおむね横ばい状況を続けているなか、モデルチェンジ効果等から自動車が堅調に、デジタル製品市場の拡大等から家電が横ばい状況にそれぞれ改善した。

 この結果、公共投資が前年を下回っていること等の影響がみられる2業種を除く17業種が、好調、堅調または横ばい状況となり、最近の産業動向は、自律的回復に向けた動きを強めている。

(2)製造業をみると、

 素材型産業では、鉄鋼、化学(石油化学)、紙・パルプは堅調に推移している。

 加工組立型産業では、半導体は好調に推移している。工作機械、通信機器は堅調に推移し、自動車は横ばい状況から堅調となった。コンピュータ関連機器は横ばい状況が続いており、産業機械、家電は低調から横ばい状況となった。建設機械は低調に推移している。

(3)非製造業をみると、

 広告は堅調から好調となった。国内貨物、情報サービス、リース、電力は堅調に推移している。旅行、外食は横ばい状況が続いている。建設・住宅は低調に推移している。

 

 鉄鋼は堅調に推移している。これは、アジア向け輸出の好調、内需の増加傾向等を背景に、粗鋼生産が引き続き高水準となっており、また普通鋼鋼材の国内出荷の増勢に力強さがみられるからである。

 化学(石油化学)は堅調に推移している。これは、エチレンについてみると、定期修理の影響により生産は減少することがあるものの、稼働率は高水準を維持しており、汎用樹脂についても、国内出荷、輸出ともおおむね高水準を維持しているからである。

 紙・パルプは堅調に推移している。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また在庫が適正水準となっているからである。

 一般機械では、産業機械は低調から改善し横ばい状況となった。これは、受注について、製造業を中心に増加傾向にあるからである。工作機械は堅調に推移している。これは、受注について、内需を中心に増加しているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、内外需ともに減少が続いているからである。

 産業用電気機械・電子部品では半導体集積回路は、好調に推移している。これは、パソコン、携帯電話向けを中心に出荷が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、周辺装置等が低調に推移しているものの、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているからである。通信機器は、堅調に推移している。これは、携帯電話が好調に推移していることに加え、電子交換機及び搬送装置が増加しているからである。

 家電は低調から改善し横ばい状況となった。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く、輸出も増加傾向にあり、生産は持ち直してきているからである。

 自動車は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、国内販売(新車新規登録・届出台数)が増加傾向にあり、完成車輸出もこのところ増加しているため、生産が堅調となっているからである。

 建設・住宅は低調に推移している。これは住宅の中でも、分譲のうちマンション着工は堅調に推移しているものの持家は減少しており、公共工事については前年に比べて低調な動きとなっているからである。

 運輸・旅行では、国内貨物輸送は、堅調に推移している。これは、主力の一般トラックで生産及び消費関連貨物を中心に荷動きがみられることにより、このところ増加しているからである。旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、海外旅行が増加しているものの、国内の団体旅行、修学旅行等が減少しているためである。

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が、堅調に推移しているからである。

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは売上高、利用客数とも前年割れが続いているものの、全店ベースでは店舗数の増加から、売上高、利用客数が引き続き増加しているからである。

 リースは堅調に推移している。これは、リース契約額について、多くの物件で増加が続いているからである。

 電力は堅調に推移している。これは、民生用電力、小口電力、大口電力全てが堅調な伸びとなったからである。

 広告は堅調から好調となった。これは、テレビ、新聞を中心に売上高の増加が続いているからである。


1.鉄鋼

 鉄鋼は堅調に推移している。これは、アジア向け輸出の好調、内需の増加傾向等を背景に、粗鋼生産が引き続き高水準となっており、また普通鋼鋼材の国内出荷の増勢に力強さがみられるからである。


2.化学(石油化学)

 化学(石油化学)は堅調に推移している。これは、エチレンについてみると、定期修理の影響により生産は減少することがあるものの、稼働率は高水準を維持しており、汎用樹脂についても、国内出荷、輸出ともおおむね高水準を維持しているからである。


3.紙パルプ

 紙・パルプは堅調に推移している。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また在庫が適正水準となっているからである。


4.一般機械

 産業機械は低調から改善し横ばい状況となった。これは、受注について、製造業を中心に増加傾向にあるからである。工作機械は堅調に推移している。これは、受注について、内需を中心に増加しているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、内外需ともに減少が続いているからである。


5.産業用電気機械・電子部品

 半導体集積回路は、好調に推移している。これは、パソコン、携帯電話向けを中心に出荷が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、周辺装置等が低調に推移しているものの、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているからである。通信機器は、堅調に推移している。これは、携帯電話が好調に推移していることに加え、電子交換機及び搬送装置が増加しているからである。


6.家庭電器

 家電は低調から改善し横ばい状況となった。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く、輸出も増加傾向にあり、生産は持ち直してきているからである。


7.自動車

 自動車は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、国内販売(新車新規登録・届出台数)が増加傾向にあり、完成車輸出もこのところ増加しているため、生産が堅調となっているからである。


8.建設・住宅

 建設・住宅は低調に推移している。これは住宅の中でも、分譲のうちマンション着工は堅調に推移しているものの持家は減少しており、公共工事については前年に比べて低調な動きとなっているからである。

[建設]


9.運輸・旅行

 国内貨物輸送は、堅調に推移している。これは、主力の一般トラックで生産及び消費関連貨物を中心に荷動きがみられることにより、このところ増加しているからである。旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、海外旅行が増加しているものの、国内の団体旅行、修学旅行等が減少しているためである。


10.情報サービス

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が堅調に推移しているからである。


11.外食

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは売上高、利用客数とも前年割れが続いているものの、全店ベースでは店舗数の増加から、売上高、利用客数が引き続き増加しているからである。


12.リース

 リースは堅調に推移している。これは、リース契約額について、多くの物件で増加が続いているからである。


13.電力

 電力は堅調に推移している。これは、民生用電力、小口電力、大口電力全てが堅調な伸びとなったからである。


14.広告

 広告は堅調から好調となった。これは、テレビ、新聞を中心に売上高の増加が続いているからである。