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産業動向

平成12年6月


産業動向の推移


概 況

 我が国産業の最近の動向について次のような特徴がみられる。

(1)最近の産業動向は、情報通信関連製品の旺盛な需要やアジア経済の回復等の影響により、前回調査における好調業種及び堅調業種の業況が維持されるとともに、これらの業種を中心とする生産活動の高まりを反映して、化学(石油化学)、国内貨物が横ばい状況から堅調に改善し、また、設備投資の持ち直しにより、工作機械、リースが横ばい状況から堅調に改善する等、改善の動きに広がりがみられる。

(2)製造業をみると、

 素材型産業では、化学(石油化学)は横ばい状況から堅調となり、鉄鋼、紙・パルプは堅調に推移している。

   加工組立型産業では、半導体は好調に推移している。工作機械は横ばい状況から堅調となり、通信機器は堅調に推移している。コンピュータ関連機器、自動車は横ばい状況が続いている。また、産業機械、建設機械、家電は低調に推移している。  

(3)非製造業をみると、

 国内貨物、リースは横ばい状況から堅調となり、情報サービス、電力、広告は堅調に推移している。旅行、外食は横ばい状況が続いている。また、建設・住宅は低調に推移している。

 

 鉄鋼は堅調に推移している。これは、アジア向け輸出の好調等を背景に、粗鋼生産が引き続き高水準となっており、また普通鋼鋼材の国内出荷が、依然として水準は低いものの、このところ増勢に力強さがみられるからである。

 化学(石油化学)は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、エチレンについて みると、定期修理の影響により生産は減少したものの、稼動率は高水準を維持しており、汎用樹脂についても、国内出荷は堅調に推移しているからである。

 紙・パルプは堅調に推移している。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また 在庫が適正水準となっているからである。 

 一般機械では、産業機械は低調に推移している。これは、受注について、一部に持ち直しの動きがみられるものの、総じてみれば低迷が続いているからである。工作機械は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、受注について、内需を中心に持ち直しているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、内需は一進一退で推移し、外需は減少が続いているからである。

 産業用電気機械・電子部品では、半導体集積回路は、好調に推移している。これは、パソコン、携帯電話向けを中心に出荷が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、周辺装置等が低調に推移しているものの、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているからである。通信機器は、堅調に推移している。これは、携帯電話が好調に推移していることに加え、搬送装置が堅調に推移しているからである。

 家電は低調に推移している。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く推移しているものの、海外シフトの進展等もあって、生産額が低調に推移しているからである。

 自動車は横ばい状況が続いている。これは生産に持ち直しの動きがみられるものの、国内販売(新車新規登録・届出台数)、完成車輸出がおおむね横ばいで推移しているからである。

 建設・住宅は低調に推移している。これは、住宅の中でもマンションの着工は堅調で あり、また、民間工事や非居住用建築についても動きがみられるものの、公共工事については事業の実施が前年を下回っているからである。

 運輸・旅行では、国内貨物輸送は、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、主 力である一般トラックが、生産関連貨物を中心に荷動きがみられることにより、このところ増加しているからである。

 旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、海外旅行が増加しているものの、国内の団体旅行、修学旅行等が減少しているためである。

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が、堅調に推移しているからである。

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは売上高、利用客数とも前年割れが続いているものの、全店ベースでは店舗数の増加から、売上高、利用客数が引き続き増加しているからである。

 リースは横ばい状況から改善し堅調となった。これは、リース契約額について、主力の情報関連機器はおおむね堅調であり、多くの物件で増加が続いているからである。

 電力は堅調に推移している。これは、民生用電力、小口電力、大口電力全てが堅調な伸びとなったからである。

 広告は堅調に推移している。これは、テレビを中心に売上高が増加傾向で推移しているからである。


1.鉄鋼

 鉄鋼は堅調に推移している。これは、アジア向け輸出の好調等を背景に、粗鋼生産が引き続き高水準となっており、また普通鋼鋼材の国内出荷が、依然として水準は低いものの、このところ増勢に力強さがみられるからである。


2.化学

 化学(石油化学)は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、エチレンについてみると、定期修理の影響により生産は減少したものの、稼動率は高水準を維持しており、汎用樹脂についても、国内出荷は堅調に推移しているからである。


3.紙・パルプ

 紙・パルプは堅調に推移している。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また在庫が適正水準となっているからである。 


4.一般機械

 産業機械は低調に推移している。これは、受注について、一部に持ち直しの動きがみられるものの、総じてみれば低迷が続いているからである。工作機械は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、受注について、内需を中心に持ち直しているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、内需は一進一退で推移し、外需は減少が続いているからである。


5.産業用電気機械・電子部品

 半導体集積回路は、好調に推移している。これは、パソコン、携帯電話向けを中心に出荷が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、周辺装置等が低調に推移しているものの、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているからである。通信機器は、堅調に推移している。これは、携帯電話が好調に推移していることに加え、搬送装置が堅調に推移しているからである。


6.家庭電器

 家電は低調に推移している。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く推移しているものの、海外シフトの進展等もあって、生産額が低調に推移しているからである。


7.自動車

 自動車は横ばい状況が続いている。これは生産に持ち直しの動きがみられるものの、国内販売(新車新規登録・届出台数)、完成車輸出がおおむね横ばいで推移しているからである。


8.建設・住宅

 建設・住宅は低調に推移している。これは、住宅の中でもマンションの着工は堅調であり、また、民間工事や非居住用建築についても動きがみられるものの、公共工事については事業の実施が前年を下回っているからである。

[建設]

 民間土木工事着工は、2月14.2%増の後、3月4.2%減となった。

[住宅]


9.運輸・旅行

 国内貨物輸送は、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、主力の一般トラックで生産関連貨物を中心に荷動きがみられることにより、このところ増加しているからである。

 旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、海外旅行が増加しているものの、国内の団体旅行、修学旅行等が減少しているためである。


10.情報サービス

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が堅調に推移しているからである。


11.外食

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは売上高、利用客数とも前年割れが続いているものの、全店ベースでは店舗数の増加から、売上高、利用客数が引き続き増加しているからである。


12.リース

 リースは横ばい状況から改善し堅調となった。これは、リース契約額について、主力の情報関連機器はおおむね堅調であり、多くの物件で増加が続いているからである。


13. 電力

 電力は堅調に推移している。これは、民生用電力、小口電力、大口電力全てが堅調な伸びとなったからである。


14.広告

 広告は堅調に推移している。これは、テレビを中心に売上高が増加傾向で推移しているからである。