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産業動向

平成11年11月


産業動向の推移


概 況

 我が国産業の最近の動向について次のような特徴がみられる。

(1)最近の産業動向は、設備投資関連業種では低調または不振が続いているものの、各種の政策効果の浸透に加え、情報通信関連製品の需要増加、自動車の生産の増加、アジア経済の回復及びこれらの波及効果から、横ばい状況から堅調となったものが3業種、低調から横ばい状況となったものが3業種あり、総じてみれば改善がみられる。

(2)製造業をみると、

 素材型産業では、紙・パルプは横ばい状況から堅調となり、鉄鋼は低調から横ばい状況となった。化学(石油化学)は横ばい状況が続いている。

 加工組立型産業では、半導体は横ばい状況から堅調となり、自動車は低調から横ばい状況となった。コンピュータ関連機器、通信機器、家電は横ばい状況が続き、工作機械、建設機械は低調に推移している。また、産業機械は不振が続いている。  

(3)非製造業をみると、

 電力は横ばい状況から堅調となり、情報サービスは堅調に推移している。広告は 低調から横ばい状況となり、旅行、外食は横ばい状況が続いている。また、建設・住宅、国内貨物、リースは低調に推移している。

 鉄鋼は低調から改善し横ばい状況となった。これは、普通鋼鋼材の国内出荷に持ち直しの動きがみられるなか、粗鋼生産もアジア向け輸出の増加等を背景に持ち直しの動きが続き、また国内在庫をみると、在庫率がほぼ適正水準となっているからである

 化学(石油化学)は横ばい状況が続いている。これは、エチレン及び汎用樹脂についてみると、国内出荷はおおむね前年を上回る水準で推移しており、生産は輸出増を映じて増加傾向となっているからである。

 紙・パルプは、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また在庫をみると、紙の在庫率がほぼ適正水準となっているからである。

 一般機械では、産業機械は不振が続いている。これは、受注について、官公需向けに動きはみられたものの、設備投資の冷え込みを映じて、引き続き低迷しているからである。工作機械は低調に推移している。これは、受注について、マイナス幅は縮小しているものの、依然として大幅な前年割れが続いているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、設備投資の冷え込みを映じて、内需の持ち直しの動きに力強さがみられないからである。

 産業用電気機械・電子部品では、半導体集積回路は、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、パソコン、携帯電話向け製品が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているものの、その他の製品は低調な動きが続いているからである。通信機器は、横ばい状況が続いている。これは、携帯電話が好調に推移しているものの、通信インフラの設備投資が低調であるからである。

 家電は横ばい状況が続いている。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く推移しており、生産も、おおむね横ばいで推移しているからである。

 自動車は低調から改善し横ばい状況となった。これは、完成車輸出が前年割れの傾向にあるものの、国内販売(新車新規登録・届出台数)がおおむね横ばいで推移し、生産に持ち直しの動きがみられるからである。

 建設・住宅は低調に推移している。これは、住宅着工は前年を上回る水準で推移しているものの、公共工事については事業の実施が進んでいるが、着工の動きは低調となっており、民間工事や非居住用建築の減少傾向が続いているからである。

 運輸・旅行では、国内貨物輸送は、低調に推移している。これは、大宗を占める一般トラックが、生産関連貨物及び建設関連貨物に荷動きがみられるものの、基調としては依然前年割れとなっているからである。

 旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、個人旅行者数に動きがみられるものの、団体旅行者数の減少や商品価格の低下等により、取扱高が一進一退で推移しているからである。

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が、堅調に推移しているからである。

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは、売上高、利用客数が前年割れを続けているものの、全店ベースでは店舗数が増加傾向にあり、売上高、利用客数も前年比増で推移しているからである。

 リースは低調に推移している。これは、リース契約額が、設備投資の冷え込みを映じて、基調として引き続き減少しているからである。

 電力は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、大口電力が8月に20か月振りに増加に転じた後、9月も増加を続けたことと、民生用電力が大きな伸びとなったからである。

 広告は低調から改善し横ばい状況となった。これは、テレビを中心に売上高に持ち直しの動きがみられるからである。


1.鉄鋼

 鉄鋼は低調から改善し横ばい状況となった。これは、普通鋼鋼材の国内出荷に持ち直しの動きがみられるなか、粗鋼生産もアジア向け輸出の増加等を背景に持ち直しの動きが続き、また国内在庫をみると、在庫率がほぼ適正水準となっているからである。


2.化学(石油化学)

 化学(石油化学)は横ばい状況が続いている。これは、エチレン及び汎用樹脂についてみると、国内出荷はおおむね前年を上回る水準で推移しており、生産は輸出増を映じて増加傾向となっているからである。


3.紙・パルプ

 紙・パルプは、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、生産、出荷が堅調に推移しており、また在庫をみると、紙の在庫率がほぼ適正水準となっているからである。 


4.一般機械

 産業機械は不振が続いている。これは、受注について、官公需向けに動きはみられたものの、設備投資の冷え込みを映じて、引き続き低迷しているからである。工作機械は低調に推移している。これは、受注について、マイナス幅は縮小しているものの、依然として大幅な前年割れが続いているからである。建設機械は低調に推移している。これは、出荷について、設備投資の冷え込みを映じて、内需の持ち直しの動きに力強さがみられないからである。


5.産業用電気機械・電子部品

 半導体集積回路は、横ばい状況から改善し堅調となった。これは、パソコン、携帯電話向け製品が好調に推移しているからである。コンピュータ関連機器は、横ばい状況が続いている。これは、ウェイトの大きいパソコンが好調に推移しているものの、その他の製品は低調な動きが続いているからである。通信機器は、横ばい状況が続いている。これは、携帯電話が好調に推移しているものの、通信インフラの設備投資が低調であるからである。


6.家庭電器

 家電は横ばい状況が続いている。これは、国内出荷(台数ベース)は総じて底固く推移しており、生産も、おおむね横ばいで推移しているからである。


7.自動車

 自動車は低調から改善し横ばい状況となった。これは、完成車輸出が前年割れの傾向にあるものの、国内販売(新車新規登録・届出台数)がおおむね横ばいで推移し、生産に持ち直しの動きがみられるからである。


8.建設・住宅

 建設・住宅は低調に推移している。これは、住宅着工は前年を上回る水準で推移しているものの、公共工事については事業の実施が進んでいるが、着工の動きは低調となっており、民間工事や非居住用建築の減少傾向が続いているからである。

[建設]

[住宅]


9.運輸・旅行

 国内貨物輸送は、低調に推移している。これは、大宗を占める一般トラックが、生産関連貨物及び建設関連貨物に荷動きがみられるものの、基調としては依然前年割れとなっているからである。

 旅行関連は、横ばい状況が続いている。これは、個人旅行者数に動きがみられるものの、団体旅行者数の減少や商品価格の低下等により、取扱高が一進一退で推移しているからである。


10.情報サービス

 情報サービスは堅調に推移している。これは、主力の受注ソフトウェアの売上高が、堅調に推移しているからである。


11.外食

 外食は横ばい状況が続いている。これは、既存店ベースでは、売上高、利用客数が前年割れを続けているものの、全店ベースでは店舗数が増加傾向にあり、売上高、利用客数も前年比増で推移しているからである。


12.リース

 リースは低調に推移している。これは、リース契約額が、設備投資の冷え込みを映じて、基調として引き続き減少しているからである。


13.電力

 電力は横ばい状況から改善し堅調となった。これは、大口電力が8月に20か月振りに増加に転じた後、9月も増加を続けたことと、民生用電力が大きな伸びとなったからである。


14.広告

 広告は低調から改善し横ばい状況となった。これは、テレビを中心に売上高に持ち直しの動きがみられるからである。