平成29年5月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(5月)

5月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント上昇の48.6となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が減少したものの、住宅関連等が上昇したことから横ばいとなった。企業動向関連DIは、非製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
5月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.8ポイント上昇の49.6となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.3ポイント低下の50.1となり、先行き判断DIは前月差1.1ポイント上昇の51.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「持ち直しが続いている。先行きについては、人手不足に対する懸念もある一方、引き続き受注や設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、48.6となった。雇用関連のDIは低下し、家計動向関連のDIは変わらなかったものの、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.5ポイント上回り、2か月連続の増加となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)