平成28年1月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(1月)
1月の現状判断DIは、前月比2.1ポイント低下の46.6となった。
家計動向関連DIは、飲食関連などが低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについても、低下した。
1月の先行き判断DIは、前月比1.3ポイント上昇の49.5となった。
家計動向関連DI及び企業動向関連DIは上昇した一方で、雇用関連DIは低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比2.0ポイント低下の48.5となり、先行き判断DIは前月比1.7ポイント低下の49.4となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、中国経済に係る動向の影響等がみられるが、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、中国経済や株価等の動向への懸念がある一方で、観光需要や受注増加への期待がみられるが、先行き判断DIが2か月連続の下落となったこともあり、懸念要因がマインドの基調に与える影響に留意する必要がある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.1ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を6か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.5となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.3ポイント上回った。また、横ばいを示す50を6か月連続で下回った。