平成26年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(11月)
11月の現状判断DIは、前月比2.5ポイント低下の41.5となり、2か月連続で低下した。
家計動向関連DIは、小売関連などが低下したこと等から低下した。
企業動向関連DIは、非製造業が弱含んだことから低下した。
雇用関連DIは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下したものの、47.6となった。
11月の先行き判断DIは、前月比2.6ポイント低下の44.0となり、6か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、物価上昇への懸念等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ回復に弱さがみられる。先行きについては、物価上昇への懸念等がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.5ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、44.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.6ポイント下回り、6か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。