平成26年6月調査結果（抜粋）：景気ウォッチャー調査

６月の現状判断ＤＩは、前月比2.6ポイント上昇の47.7となり、２か月連続で上昇した。 家計動向関連ＤＩ及び企業動向関連ＤＩは、消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減が幅広い分野で和らいだこと等から上昇した。 雇用関連ＤＩは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下した。 ６月の先行き判断ＤＩは、前月比0.5ポイント低下の53.3となり、依然高水準ながら３か月ぶりに低下した。 先行き判断ＤＩについては、引き続き消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減の影響が薄れていくことや夏のボーナスが増加することへの期待等がみられる中で、企業動向部門及び雇用部門で上昇したものの、家計動向部門では一部で反動減からの回復テンポが緩やかになると見込まれること等から低下した。 以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いており、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減の影響も薄れつつある。」とまとめられる。