平成25年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(7月)
7月の現状判断DIは、前月比0.7ポイント低下の52.3となり、依然高水準ながら4か月連続で低下した。
家計動向関連DIは、猛暑により飲料等の販売が好調であったものの、高額品販売の伸びに一服感がみられたほか、百貨店等での夏のセールが低調であったこと等から低下した。
企業動向関連DIは、円高是正により仕入価格上昇等によるコスト増がみられたものの、受注や生産の増加がみられたこと等から上昇した。
雇用関連DIは、建設業・サービス業等で求人が増加したこと等から上昇した。
7月の先行き判断DIは、依然高水準で前月に対し横ばいの53.6となった。
先行き判断DIについては、電気料金や食料品、燃料などの価格上昇が懸念される一方、政策効果への期待が引き続きみられること等から、家計動向部門で低下、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに持ち直している」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、52.3となった。企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.7ポイント下回り、4か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を6か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
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図表2 構成比
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2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.6となった。家計動向関連のDIは低下したものの、企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月に対し横ばいとなった。また、横ばいを示す50を8か月連続で上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
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図表5 構成比
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