平成25年3月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(3月)
3月の現状判断DIは、前月比4.1ポイント上昇の57.3となり、5か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、高額品や乗用車のほか、春物衣料などを中心として、消費者の購買意欲の改善が引き続きみられたこと等から、上昇した。
企業動向関連DIは、円安が持続する中で、製造業を中心に受注や採算の改善が引き続きみられたこと等から、上昇した。
雇用関連DIは、建設業・サービス業等での求人が増加したこと等から、上昇した。
3月の先行き判断DIは、前月比0.2ポイント低下の57.5となり、5か月ぶりに低下した。
先行き判断DIについては、円安や株価の水準が維持され、給与増の動きを含め政策効果への期待がみられるものの、仕入価格や電気料金の上昇等によるコスト増への懸念等もあって、家計動向部門で横ばいとなり、企業動向部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直している」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、57.3となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を4.1ポイント上回り、5か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、57.5となった。雇用関連のDIは上昇し、家計動向関連のDIは横ばいだったものの、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.2ポイント下回り、5か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で上回った。