56 東レは、1971年より、軍用の航空機向けとして炭素繊維を生産してきたが、冷戦終結後の軍備需要減少により、赤字事業に転落した。しかし、各国企業が撤退する中で、東レは「将来は民間航空機向けが伸びる」と信じて投資を続けた。