2月の現状判断DIは、前月比4.1ポイント上昇の48.4となり、2か月ぶりに上昇した。 家計動向関連DIは、前月よりも天候が回復したことなどから小売店等への来客数が増加したこと、エコカー補助金制度の終了や家電エコポイント制度の変更に伴う販売の落込みが収まりつつあること等から、上昇した。企業関連動向DIは、受注単価が厳しい中で原材料・燃料価格が上昇し、採算悪化への懸念が強まっているものの、海外からの受注が増えていること等から、上昇した。雇用関連DIは、求人数が増加し、欠員補充のほか増員に伴う求人の増加も一部でみられること等から、上昇した。 2月の先行き判断DIは、前月に対し横ばいの47.2となった。 先行き判断DIは、消費の一部にみられる改善の動きが続くことへの期待や3月末のエコポイント制度終了前の駆け込み需要が予想されること、求人数が引き続き増加傾向にあること等から、家計動向部門及び雇用部門で上昇した。一方で、原材料・燃料価格の上昇による採算悪化への懸念が強まっていること等から、企業動向部門では低下した。 以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ持ち直しの動きがみられる」とまとめられる。 |
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、48.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を4.1ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を47か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、47.2となった。家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、企業動向関連のDIが低下したことから、前月に対し横ばいとなった。また、横ばいを示す50を45か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比