平成19年6月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(6月)
6月の現状判断DIは、前月比0.8ポイント低下の46.0となった。
家計動向関連DIは、気温が高めに推移したことからエアコンなどの動きは良かったものの、ガソリン価格の上昇に加え、税負担感の増加を指摘する声もみられ、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響は続いているものの、製造業の一部で受注が持ち直したことから、おおむね横ばいで推移した。雇用関連DIは、雇用条件の改善が一部でみられたことから、やや上昇した。この結果、現状判断DIは3か月連続で低下し、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
6月の先行き判断DIは、前月比1.6ポイント低下の48.4となった。
先行き判断DIは、一部食品やガソリン価格の値上げの影響が懸念され、家計部門を中心に2か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気はこのところ回復に弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.0となった。企業動向関連、雇用関連のDIは増加したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.8ポイント下回り、3ヶ月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.4となった。企業動向関連のDIは増加したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を1.6ポイント下回り、2か月連続の低下となった。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比