平成18年1月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(1月)
1月の現状判断DIは、前月比3.6ポイント低下の52.1となった。
家計動向関連DIは、初売りやクリアランスセールはおおむね好調だったものの、前月の反動や商材不足による売り逃しがみられたこと、大雪のために人出が鈍ったことが響いて、低下した。企業動向関連DIは、製造業・非製造業ともに動きが活発化しているものの、前月の反動や大雪の影響が一部でみられたことから、低下した。雇用関連DIは、企業の採用に対する積極的な姿勢に加えて、より良い条件での雇用を希望する求職者が増加していることから、引き続き高水準で推移した。この結果、現状判断DIは3か月ぶりに低下したが、横ばいを示す50を9か月連続で上回った。
1月の先行き判断DIは、前月比2.8ポイント上昇の56.4となった。
先行き判断DIは、行楽需要の回復や消費者の購買意欲の高まりが期待されることから、2か月連続で上昇した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復しているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、52.1となった。雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を3.6ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を9か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、56.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.8ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を10か月連続で上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比