第1節 金融市場の動向と日本経済(8)

(8) これに対して、2003年以降、ローン債権を民間金融機関から住宅金融公庫が買取り、それを担保とする債券を発行する形(後述する民間銀行の貸出債権の流動化の一形態)で、民間銀行でも最長35年の長期固定金利住宅ローンの提供が可能となっている。最近では「フラット35」の呼称で人気を集めており、民間金融機関における長期固定金利型の貸付け残高は今後増加していくことも予想される。