平成17年4月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DIは、前月比0.3ポイント上昇の49.8となった。
家計動向関連DIは、サービス関連で海外旅行の一部にキャンセルのあった影響がみられたものの、小売関連で春夏物にやや動きがみられたことから、上昇した。企業動向関連DIは、製造業はほぼ横ばいで推移したものの、非製造業が全般的に持ち直したことから、上昇した。雇用関連DIは、求人数の増加が底固く、一部で人材不足もみられることから、高水準で推移した。この結果、現状判断DIは4か月連続で上昇したが、横ばいを示す50を8か月連続で下回った。
4月の先行き判断DIは、前月比0.5ポイント上昇の50.3となった。
先行き判断DIは、企業動向関連が非製造業を中心に持ち直したことから、やや上昇した。この結果、先行き判断DIは2か月ぶりに上昇し、50を7か月ぶりに上回った。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は、持ち直しているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.8となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.3ポイント上回り、4か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.3となった。家計動向関連のDIが横ばいだったものの、企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を0.5ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を7か月ぶりに上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比