大田大臣の米国訪問について(平成19年1月)

大田経済財政政策担当大臣は、1月3日から7日にかけて、米国のワシントン及びニューヨークを訪問し、ラジア大統領経済諮問委員会委員長と定期経済協議を行ったほか、バーナンキ連邦準備制度理事会議長、マコーミック大統領次席補佐官、ガイトナー・ニューヨーク連邦準備銀行総裁等と会談を行いました。また、ワシントンの国際経済研究所等において、安倍内閣の改革を中心に講演や意見交換を行いました。

一連の会談等においては、日本経済の現状と見通し、安倍内閣における経済財政政策の今後の方針等について説明を行いました。これに対して、先方からは、改革継続の姿勢に対して前向きの評価がなされ、今後、成長力を高めるための改革が極めて重要であるとの意見が表明されました。一方、米国経済については、景気の拡大テンポは緩やかになっているものの、先行きについてはソフトランディングに向かうとの見方が一般的でした。

今回の米国訪問では、日米経済に関する相互理解、特に安倍内閣の経済財政政策に対する米国側の理解を深めることができ、非常に有益でした。また、米国の日本や安倍内閣に対する関心の高さが改めて確認されました。今後とも我が国が改革を加速し、成長力の強化を図っていくことが重要であると考えられます。

以上

写真:日米経済協議(ラジア大統領経済諮問委員会委員長) 写真:バーナンキFRB議長との会談