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竹中大臣 経済財政諮問会議後記者会見要旨

第9回会議(平成17年4月27日)

竹中大臣

(1)特別会計改革について

(2)社会保障制度の一体的見直しについて

(3)歳出・歳入一体改革について

 竹中平蔵です。本日、今年第9回目の経済財政諮問会議が開催され、特別会計改革、社会保障制度の一体的見直し、及び歳出歳入一体改革について、議論が行われました。

 特別会計改革については、民間議員から、特別会計の改革案としてキャッシュフロー分析が示され、以下の話がありました。

  • 政策コスト分析の視点から、このような本格的なキャッシュフロー分析を行った。
  • これは、初めての試みであり、いわば特別会計をファイナンス論の立場から見たものである。

 これに対し、総じて、大変興味深いという評価が示されたほか、以下のような視点も出されました。

  • 実際にこれを今後どのように予算審査に反映していけばよいのか。
  • 特別会計の性格が異なる中で、これをどのように評価するのか。
  • 民間議員から数値目標も取り入れてはどうかとの提案があったが、どの程度なじむのか。

 これらを踏まえ、私の方で、以下のようなとりまとめをさせて頂きました。

  • これは、特別会計をファイナンス論から分析するという大変興味深い試みである。
  • その趣旨を踏まえた上で、その含意を民間議員にわかりやすく解説してもらい、さらに活用を図っていきたい。

 なお、この分析はホームページ上で公開されるので、民間の専門家の方々も含め、是非ご活用頂きたいと思います。

 尾辻厚生労働大臣においで頂いた社会保障制度の一体的見直しについては、今回民間議員から、社会保障給付の伸びのマクロ的な管理に関し、具体的な指標の提案がありました。具体的には、名目GDPを基本とし、高齢化要因を加味した、「高齢化修正GDP」という概念が示され、こうした指標をマクロ管理の具体的な指標として活用してはどうか、との提案がなされました。

 これに対し尾辻大臣からは、社会保障はやはりミクロの具体的なニーズ、必要額を積み上げていくというプロセスが重要、とのお話しが引き続きありました。

 他の民間議員や大臣からは、給付の適正化という言葉を使うのであれば、やはり何らかの目標を決めて、何らかの形で管理する必要がある、との意見が出され、私からは、これまで随分議論してきたが、尾辻大臣にも何らかの枠組みが必要だということをご理解頂いて、どのような枠組みが一番良いのかという具体的な議論をさらに進めて頂きたい旨、申し上げました。

 総理からは、以下のような発言がありました。

  • 国会等でも、社会保障に関しては、給付は厚く、負担は薄く、という議論が出てくるが、物事には両面があり、何らかの管理の指標が必要だと思う。尾辻大臣にも、良く検討してもらいたい。
  • これからプライマリーバランス回復に向け色々な議論が出てくるが、社会保障が一番難しいところであり、しっかりやっていこう。

 歳出・歳入一体改革については、民間議員から以下のような指摘がありました。

  • プライマリーバランスを回復させるために、収支差でGDP比約4%、22兆円を埋めることが今後必要である。
  • それにあたっては、3つの原則に基づいて議論していく必要がある。

 この3つの原則については、基本的な方向として合意があったと思います。
同時に、以下のような指摘がありました。

  • 22兆円という数字は、やや楽観的なのではないか。
  • 「改革と展望」の数字との整合性等、もう少しわかりやすく吟味して欲しい。

これらも踏まえながら、今後議論を深めていくことになると思います。当面は、主な歳出分野ごとにしっかりと議論していくことが必要だと思います。
総理からは、以下のような発言がありました。

  • この3つの原則は大変重要である。
  • しかし、これはあくまでも総論であり、重要なのは各論である。皆総論賛成、各論反対であるが、小泉内閣は、その各論をしっかりとやっていく内閣であり、しっかりと改革を進めていく。
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