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浜野内閣府事務次官記者会見要旨 平成21年7月9日

(平成21年7月9日(木)
14:01~14:13
 於:内閣府本府1階118号室)

1.発言要旨

本日9日、天皇陛下御在位20年記念、内閣府青年国際交流事業50周年記念の平成21年度国際青年交流会議がANAインターコンチネンタル東京で行われておりまして、6時半からこのレセプションに皇太子殿下の御臨席をいただく予定でございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)円高が急速に進んでいます。ニューヨークのほうで5カ月半ぶりに91円台に乗せたということで、東京でも同じ流れで推移していると思うんですけれども、その要因分析をどのように行っていらっしゃるか、まず聞かせてください。
(答)マーケットのことですので、解説する能力がないというのが率直なところです。
日米経済の先行きについてのさまざまな考え方があるんではないかと指摘をされているように承知しておりますけれども、特に私どもとして特定して申し上げるような材料は持っておりません。
(問)それと、昨日IMFのほうの経済見通しが改訂されまして、2010年、来年、世界、日本ともに上方修正されたということで、特に日本はかなり大幅に数値が上がっていると思うんですが、この受け止めと、なぜこういうふうな数字が出てきたのかというのを。
(答)IMFの見通しは拝見しました。数字については、今おっしゃったような若干の上方修正ということでございます。私どものこのあいだ発表しました内閣府試算は年度ベースでございまして、このIMFのほうは、歴年ベースということなので、その歴年ベースを年度ベースに置きかえて見る必要があります。機械的にそういうことをやってみますと、私どもの内閣府試算はマイナス3.3%だったと思いますけれども、大体似たような数字ではないかと思います。
そういう意味で、経済の見方としては、一頃の急速な悪化がひとまず収まってきていて、今後少しずつよくなっていくという、そういう大きな流れが世界経済、日本経済についてあるということで、ほぼ私どもの経済の見方とIMFの見方はそんなに違いがないということが確認されたと思います。
(問)今の株価なんですけれども、株価のことについてのコメントはちょっと難しいと思いますが、一時1万円を超えてからじりじり下げていって、先行指標とかいろいろな前触れとかも含めた形で株価というのは形成されると思うんですけれども、さっき次官がおっしゃったみたいに、急速な悪化はおさまったのかなというのはコンセンサスだと思うんですが、また次のもう一段下に行っちゃうんじゃないかという懸念もだんだん出てくる気もするんですが、その辺についてはどうお考えなんでしょうか、二番底というか、そういったところについては。
(答)通常、経済は波を打って推移をしていきますので、仮に底を打って回復していくとしても、一本調子にいくということは余りなくて、いろいろな現象によって動いていく、上がったり下がったりするということはよくあることだと思います。
そういう意味で、今御質問にあったように、一本調子で上がっていくという、株価については少し底を打ってからかなり戻ってきたわけですけれども、それがそのままいくということではないようだというのが最近の状況ではないかと思います。
今御質問にあったような、さらにこれがまた下がってしまうというような懸念については、さまざまなショックとかリスクのファクターというのは存在しておりますので、そのところは注意深く経済を見ながら、経済運営をしていくということになりますけれども、逆に必ずそういうふうにまた二番底になるということでもないように思います。さまざまな上向きの指標もございますし、引き続き悪い指標もあるという、そういう状況じゃないかなと思います。いずれにしても、しっかりと経済を見ていくということではないかと思います。
(問)今は回復しつつあるという認識なのか、それとも回復の兆しなのか、そこはちょっと、月例の前で難しいと思うんですけれども、どう見ればいいとお考えになっていますか。
(答)この間の会見でも申し上げましたけれども、回復ということをなかなか文言として申し上げにくいというような状況ではないかと思います。下がっていくのが止まっているというところまでは確認できているということなので、やはりある程度将来的によくなっていくという見通しを持って回復と評価するということじゃないかと思います。現状はまだそこまで確信を持てていないということだと私は思います。
(問)G8サミットの首脳宣言についてなんですけれども、世界経済は安定化の兆しが見えるものの、まだ大きなリスク要因があるというようなことで一致しまして、今後の各国の取り組みとして、雇用対策になお一層力を入れていく必要があると。それと、保護貿易主義の阻止にさらに全力を上げる必要があるといったことで一致したということですけれども、このことを踏まえられて、改めまして、世界経済の情勢、特に雇用情勢を中心とした世界経済の情勢について御所見をお願いします。
(答)G8サミットについては、今御指摘のあったとおりの認識が示されたと思います。世界経済に安定化を示す兆候があるけれども、経済や金融の安定に対する大きなリスクが引き続き存在するという、そういう認識が共有されたのだと思います。
そういう認識のもとで、危機の克服に向けて、成長、雇用も含めてですね、需要の下支え、成長の回復といったような必要な措置を講じるということが再確認をされたと。
それから、中期的には、財政の持続可能性の確保ということもございました。それから、景気回復が確実になった際の出口の戦略の話等々がございました。
世界経済の今議論されているような重要な方向性については、相当明確なメッセージが出されたということで、サミットとしては有意義だったと思います。具体的な行動をこれから国際協調のもとで各国が具体化をしていくということだと思います。
(問)今回のそういった首脳宣言あるいは確認事項を踏まえられて、日本政府の今後の経済財政運営として特に留意することというのが何かございましたら、特筆すべきことがございましたらお願いします。
(答)今日の御質問にもありますが、世界経済、日本経済の先行きについて、やはりリスクファクターが存在しているということを踏まえて、よく経済をウォッチしながら慎重な政策運営をしていくということだと思います。特に雇用の問題等、日本においても心していかなきゃいけない要素ではないかと思います。

(以上)

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