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内田内閣府事務次官記者会見要旨 平成18年11月9日(木)

( 平成18年11月9日(木)
14:05~14:23
 於:内閣府本府1階118号室)

1.発言要旨

それでは、私の方からいつものような主要日程でございますが、まず今週の土曜日ですけれども、青少年育成国民運動発足40周年記念式典が、国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれます。時間が13時半から19時。皇太子殿下の御臨席を仰ぐ予定と聞いております。内閣府からは、平沢副大臣が出席される予定でございます。
それから、明日の夕刻でございますが、経済財政諮問会議が開催されます。今回、集中審議の3回目ということになるんでしょうか、社会保障改革、公共投資改革の集中審議が行われる予定だと聞いております。
あと主要経済指標でございますが、本日、景気ウオッチャー調査の10月分、それから明日は機械受注統計、来週の月曜日に消費動向調査10月分、それから14日の火曜日に7-9月期の四半期別GDP速報、いわゆる一次QEということで、比較的重要な指標の発表が続くことになっております。
私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)先ほども、こちらの方でブリーフがありましたけれども、教育改革タウンミーティングで、八戸市を含めて合わせて5回、事前に質問を依頼する、いわゆる「やらせ」の質問があったというような問題なんですけれども、この辺についての受けとめと、今後再発を防ぐために、どのような方策を内閣府としてとっていくのかについてお願いします。
(答)先ほどブリーフィングをさせていただきましたけれども、今回の調査の結果、八戸でのタウンミーティングに続きまして、さらに岐阜、松山、和歌山、大分の4カ所で開かれたタウンミーティングで、あらかじめ発言の案をお示しをして発言をお願いするという、逸脱をした運営がなされていたことが判明をいたしました。率直に言って、大変残念な結果だと思っております。結果を重く受けとめなければならないというふうに思っているところでございます。
前回の八戸の結果が出ましたときに、官房長官から、二度とこのようなことがないように、今後に向けて改める、これは抜本的に改めなさいという指示がございました。あらかじめ質問の案文をお示しをして、発言を依頼することは今後一切行わないことを決めております。 それから、発言はどうぞ御自由にということで、きっかけとなるような発言の依頼を行った例もございました。これは、議論を活発化するためということでございますから、運営として逸脱したものとは思ってはおりませんけれども、特に発言をしたいと思っておられる参加者から見れば、発言者が決まっていたということは、運営として不透明という批判の気持ちが起きても、ある意味では止むを得ない。工夫の範囲内だというふうに考えておりましたけれども、今後の運営、今後の方向としては、やり方を工夫しなければいけないかなと思っているところでございます。
実は官房長官から、これまでありました174回のうちの今回の8件を除きました166回についても、きっちりと点検をするように、調査をするようにということで指示がございましたので、内閣府としてしっかりした体制を組んで点検をしたいと思っております。その結果を踏まえて、さらに改めるべきところが出てくれば、当然それは改めていくということになろうと思います。
(問)166回分の調査結果というのは、いつぐらいまでにまとめたいなというお考えはありますか。
(答)率直に言って、なかなか大変な調査になるかなと、こう思っております。一方で、一刻も早く結果を示してほしいというのが国民の意思だと思っておりますので、今、いつと、めどをお示しすることは大変困難ではございますけれども、とにかく全力を上げて、一刻でも早く結果をまとめて、国民の前にお示しをしたいと思っております。
(問)その調査結果が出るまでは、とりあえず安倍新政権になってからのタウンミーティングというのは始めないんでしょうか。それとも……。
(答)始めない。
(問)始めないと。
(答)はい。
(問)その調査結果、全部166件が全部出るまでは、やらない……。
(答)出て、それで先ほど私は、もう当然やめなければいけないこととか、そういったことについての対応をお示しをいたしましたけれども、もっと多くの国民の方に関心を持っていただいて参加していただく、あるいは会場にもっと活発に議論していただく、そのためにはどうしたらいいのかという、むしろ前に攻めていくような改善、改革も必要だと思っております。改めるべきところ、それからむしろ前向きに、このタウンミーティングという集まりをもっともっと、実のあるものになるための前向きな改革も含めて、全体として国民にお示しをして、それから初めて新しい安倍内閣のもとでタウンミーティングが始めることができるんではないかなと思っております。
(問)それから、今日の午前中の官房長官の会見で、官房長官は「いろんな方々のお知恵もかりながら」という発言をなさっていたんですが……。
(答)何をですか。
(問)「いろんな方々のお知恵をかりながら考えていきたい」と。そういう意味では、タウンミーティングのあり方について、有識者による懇談会とか外部組織による委員会のようなものを設けて、そういうタウンミーティングのあり方みたいなものについて、何かご意見をかりるというようなお考えというのはありますか。
(答)今、委員会とか懇談会とかということを決めているわけではありませんけれども、調査は、私ども内閣府の中にきちっと体制をつくりたいと思いますが、調査の公平性を担保するためには、少し外部の方の御意見を聞いた方がいいかもしれない、あるいはその結果を分析していただくにも、そういう方のお知恵をかりた方がいいかもしれない。それから、改善の方向を見つけ出すにも、そういう知恵も有効ということであれば、委員会ということになるのかどうか、何らかの形でお知恵をおかりするようなことは考えなきゃいけないかな、そういう方向で考えてみようと、今、私は思っております。
(問)「議論を活発化したいためにやったんじゃないか」というふうな次官の発言もあったんですけれども、周りからは、こういうふうに会議を無難にまとめたいんだと、そういう意識が担当者の人とか公務員、官僚の方にあったんじゃないかと、会議を無難に、それで終わらせて順調に、ちゃんちゃんと、こう終わればいいというような指摘もあるんですけれども、そういう面について、そもそも何でこういうことが起きたのかという根本的な部分については、次官はどういうふうに考えておられますか。
(答)174回、5年間やってきた。国民の期待も大変高かったし、全国各地に大臣が出向いていって、国民と直接対話をするという大変柔軟で新しい試みだったと思います。それが5年たつうちに、もしかして大変有意義な、おもしろい試みをやっているというやりがいが少し薄くなって、とにかく自分の仕事をこなさなければいけないということになったんだとすると、これも原因かもしれません。そこはもう一度、残りの166回の調査をする中で、しっかりと点検してみたいと思います。
(問)長官からの指示の残りの分、166回の調査の御指示は今日あったんでしょうか。
(答)はい、先ほどもらいました。
(問)これについて、総理からのお話というのは、何か次官の方に入っていないでしょうか。
(答)私は官房長官からでございますが、恐らく総理と長官もいろいろと御相談をされているんだろうと思います。
(問)あと、この問題で、既に8回の経緯については結果が出たわけですけれども、まず先ほどのブリーフでは、担当の方のみでということなんですけれども、上の方の関与はどうだったのかということ。あと、それから処分とか、そういった何か対応をお考えなのかどうかという点についてはどうでしょうか。
(答)先ほど174回と、こう申し上げましたが、1年に平均で30件ぐらいのタウンミーティングが行われております。一つのタウンミーティングを準備を始めてから終えるまでに三月かかると言われております。常時6つから7つのタウンミーティングのプロジェクトが、構想段階のものから、まさに佳境の詰めのものから、すぐ近くに実施を控えたものまでが動いております。これは今12人の職員で動かしているわけでございますけれども、そういう意味で、恐らく常時6つ、7つを12人でやっているわけでございますから、目の回るような忙しさで日々行われている。そういう中で、事実上は、担当者がいろんなことを決めなければいけないというような実態があるのもたしかでございます。
それから、そういう中でタウンミーティング室の中の連絡会議というようなことで、横の連携を保とうという工夫はなされているのですけれども、今回の調査の結果、私も知りましたのは、組織全体としてのマニュアルがない。そういう組織全体をカバーするという力、これが弱かったのかな、そういうところに問題があるのかどうか、これももう少し調べてみたいと思っております。
それから、処分ということでございますが、今回やはり国民と内閣を直接つなぐという対話の場に国民の不信を招いてしまったことは、大変重い出来事だと思っておりますが、これの責任を組織として、どういうふうに持っていくのかということは、これは最終的には官房長官が御判断されることなんだろうと。私どもとしては、今はまず調査を全力を注いでやって、国民の前に姿を明らかにすること。そして、新しいタウンミーティングの姿をつくっていくこと、ここに全力を上げることが、今、直ちに与えられた責任だと思いますので、内閣府の組織としては今はそういう責任を果たしていきたいと思っております。
(問)今回問題あった5回、多くは文科省の方が責任者を務める回で起こったということだったんですけれども、こういったイニシアチブの見方についてはどうお考えでしょうか。
(答)そうですね。今言いましたように、急激にタウンミーティングの回数がふえてきて、いろんな役所の方から応援に来てもらっています。
これは、ある意味では、そのタウンミーティングのテーマになった事柄に精通をしている人がやるというのは、円滑に進めていく上では意味があって、うまくいったという面もあると思います。これはもう一度点検をしてみたいと思いますけれども、出身省庁の仕事をやることが、例えば何らかの問題を見逃していくようなことにつながっていったということがあれば、そこは考えなければいけない。いずれにしろ今後調査をして点検をしていく、そして改善をしていく中で、先ほど来申し上げているタウンミーティング室の仕事のありようそのもの、いろいろ改善しなきゃいけないところがあると思います。その中の一つのテーマとしては考えてみたいと思います。

(以上)

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