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内田内閣府事務次官記者会見要旨 平成18年7月28日(木)

( 平成18年7月28日(木)
17:33~17:43
 於:内閣府本府地下講堂)

1.発言要旨

今日付で、内閣府の事務次官を拝命いたしました内田でございます。どうかよろしくお願いいたします。
先ほど、この場所で職員の皆さんにお集まりいただきまして、私の抱負といいますか、これからの内閣府の仕事に、職員と一緒に当たるにあたっての心構えを少しお話をさせていただきました。
1つは、内閣府ができて5年半になりますけれども、これまでずっと言われてきたのは、せっかくいろんな役所から、いろんな経歴を持った職員が集まって、学者の方もお見えですし、民間の方からもお見えになっている。せっかく、いろんな人が集まっているという組織の特性を強みに変えていこうと。それで、十分に連携のとれた仕事ができる役所にしていこうというのが、これまでの幹部の皆さん、あるいは職員の皆さんの内閣府づくりにかける思いであったように思います。
私は、その取組は少しずつうまくいっているんではないだろうかというふうに申し上げました。その上で、もう少し磨きをかけるとすれば、やっぱり内閣府に来て、内閣府で仕事をして本当におもしろい仕事に出会えたとか、うんと感動できるような成功の体験をできたら、もっとこの役所はおもしろい仕事のできる、国民のお役に立てる役所になるんだろうと思いまして、そういうことに次官として幹部の皆様と協力して、心を砕いていきたいと申し上げました。なるべく多くのおもしろい仕事に職員の皆さんが出会えることができるように、そして、そこからしっかり成功の体験を持っていけるような、そういうことに心を砕いていきたいと申し上げました。
それから、もう一点、今、皆様方も御案内のように、大変国民の厳しい目が公務員に対して向けられております。この厳しい目の奥に、公務員は本当に国民のために役に立とうという意欲を持っているんだろうか、そんな能力を持っているんだろうか、そういう不信や不安があるように思えるという私の懸念を御紹介をしました。
そうだとすると、これは大変なことでございまして、そのために私たちが今できることというのは、公務員の原点に帰ることということです。公務員になるときに、私ども誓約をいたします。その中に、「私は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、職務の遂行に当たります」という部分がございます。これがまさに、私たちの職務に当たる原点だと思います。ここに帰ろうということを申し上げました。そして、そのために2つの提案をいたしました。
長くなるので端折りますけれども、1つは、自分が日々やっている仕事が、国民の暮らしにどういうふうにつながっているのか、国民の暮らしをどう変えようとしているのかということを、いつもしっかりと心がけるようにしましょうと申し上げました。つい私どもは、仕事をしているときに、内閣府ですと官邸が何を考えているのか、あるいは国会はどう思っているのかというようなことに思いをいたしてしまいます。これはとても大事なことですけれども、その先に国民の姿を忘れずに仕事に取り組もうということを提案をいたしました。 それから2つ目には、私どもは、公務員試験という国家試験に受かって採用されるわけでございます。国民のために、自分は専門的な知識をしっかり身につける、そういう能力を持っているということを公に認められて、初めて国民から行政に携わることが許される、負託をされたんだろうと思うわけですけれども、そのことの誇りをしっかり持つことと、日々自分の能力に磨きをかけて、その能力を余すところなく国民のために使っていくこと。この2つが、実は私が先ほど御紹介した宣誓に込められた、あるいは宣誓を通じて私たちが国民とお約束をしたことなんだろうと思いますけれども、そういう原点にもう一回帰ってみませんか、国民の信頼を勝ち得るために、もう一度そういうところに帰りましょうということを、職員の皆様に御提案させていただきました。
そして最後に、私どもにとりまして身近な信頼、そして各省からの信頼を勝ち取っていくことはとても大事でございますけれども、そのためには一緒に汗をかくこと、自分も私も皆さんと一緒に汗をかきますということをお約束して、私のあいさつということで締めさせていただきました。
このようなことを皆さんにお話しをしたわけですけれども、これは当然、私自身に跳ね返ることだと思っておりまして、このような気持ちで与えられた期間、内閣府の事務次官として、職員とともにここで一生懸命仕事をしていきたいと思っております。
ぜひ、よろしくお願いをいたします。

2.質疑応答

(問)次官に就かれたということですが、前回の江利川次官も厚生労働省からということで、二代続けて外部からの人材登用ということになったことについて、どういうふうに府内を取りまとめていかれるかということも含めて、お願いします。
(答)内部と外部をどういうふうに考えるのかだと思いますけれども、私自身は7年前に、旧総理府の会計課長として赴任をいたしました。それから、この7年間、内閣周りの仕事をずっとやっておりました。そういう意味では、内閣府と表裏一体の仕事をずっとやってまいっております。それは江利川次官も、実は同じだと思います。これを外部だといえば外部なのか、内部といえば内部なのかということだろうと思いますが、そこは難しいところだなと。私自身は、内閣周りの仕事をずっとやってきたというつもりでおります。
ただ、適材適所、これはどの役所でも同じ鉄則でやられているんだろうと思いますけれども、内閣府の場合にはその仕事の特性から、「適材」を霞が関全体から求めていく。これは、次官とか官房長とかだけではなくて、課長とか審議官とか統括官をごらんいただいてもわかりますように、内閣府の仕事の適材適所の「適材」というのは広く求めてくる。それが国民から求められていることだと思います。
そのことと省内をまとめていく、これはもう仕事をきっちりみんなで協力してやっていく。内閣府の仕事をどれだけおもしろいものにしていくのかとか、やりがいのあるものにしていくのかとか、そういうことの中で職員の一体感は持っていくんだろうと思います。ただ、人材という意味では先ほど申し上げましたように、適材を広く求めるということですから、内閣府の職員の、特に若い方たちをどういうふうにこれから育てていくのか、霞が関の全体と競争をして重責を担っていく、それだけの能力を持っていただかなければいけません。皆さんと相談をしながら、新しい役所ですけれども、人材育成をどうしていくのかは本当に考えなければいけない問題だと思っております。
(問)内閣府の任務なんですけれども、内閣官房との役割とか境目が非常に今あいまいになっていることで、内閣府自体の求心力等が働いていないんではないかと思うんですけれども、その点いかがですか。
(答)そこが働いていないのかどうか、もう少し私も見てみたいと思いますけれども、どうでしょうか。例えばいろんなことが起きたときに、これを内閣府に担ってほしいという声は、国会からも国民からも起きてくる。そういう意味では、内閣府という役所の存在感というのは、重くなりこそすれ、決して軽くはなっていないというふうに、私自身は思っております。
それで、境目がはっきりしていないのかどうかというと、仕事一つ一つはしっかり仕分けをしてきているので、だんだんその積み重ねができておりますから、そこは大丈夫だと思っておりますが、ただおっしゃるように両方とも「内閣」という名前がついていて、特に内閣官房には、「官房」という、ある意味で一つの独立した役所であるにもかかわらず、役所の組織の内部のような名前がついた、そういう名称の混乱があるのかもしれませんけれども、私は仕事はこの積み重ねの中で、少しずつはっきりしてきていると思いますし、したがって職員の求心力が、そのために落ちているということはないのではないかなと思っております。ただ、もう少し中の様子を見た上で、これは判断しなきゃいけないのかもしれません。
どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。

(以上)

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