第3節 財政・金融政策の展開(54)

(54) 銀行による国債購入の目的は、短期的な収益獲得源であった可能性がある。また、現金・預金項目に含まれる日銀当座預金残高は、2000年3月末から2003年3月末にかけて、約20兆円の増加となっているので、日銀当座預金以外の預金は約7兆円減少していることになる。特に定期性預金の減少が著しいことから、金融機関の信用リスクが関係している可能性もあろう。