注) 3.在庫過剰感は、過去の平均をみてもゼロを大きく上回っている。この背景をみるため、在庫判断DIを"過剰#と"不足#に分けて長期的にみると、"過剰#と答えた企業の割合は景気の状況等を背景に20%程度から40%程度の間で変動がみられているのに対し、"不足#と答えた企業の割合は5%弱と少なくかつ大きな変動がみられない。これは、企業にとって、需要の見誤りなどによって生じた在庫の「過剰」と比べると、在庫の「不足」は生産増等自助努力などによって適正な水準に戻すことが比較的容易であることなどによると考えられよう。