20 佐藤(2010)は日本を含むOECD30ヶ国のパネルデータによる分析を通じ、受入国の法人税の法定実効税率が1%ポイント引き下がると、受入国の直接投資額(フロー)が平均で約2.4%増加するとした。また、Arbatli (2011)は新興国46か国のパネルデータによる分析により、法人税率が10%ポイント引き下がると、受入国の直接投資額(フロー対GDP比)が平均で約1%増加するとした。