9 ベトナム及びブラジルで投資が減速し、投資率が低下している背景としては、ベトナムでは10年秋にインフレ抑制のために金融引締めに転じたこと、ブラジルではインフレ抑制のための金融引締め、国内労働コスト上昇による国内企業の収益悪化が挙げられる。またブラジルは、複雑な税制やインフラの未整備等の「ブラジルコスト」と呼ばれる構造的な問題が投資の抑制要因となっている。