10 クズネッツの逆U字仮説は、先進国・開発途上国における過去の経済発展と所得分配について実証研究を行った結果、前工業化社会から工業化社会への移行過程において所得格差が拡大し、その後安定期を経て経済発展が進むにつれて逆に所得格差が縮小するというもので、この過程では産業構造の転換や労働力の質に対する需要のシフト等が深くかかわっているとされる。