公開市場操作では、07年に中国財政部より発行された特別国債も活用されている。07年、中国財政部は総額約1兆5,500億元(2,000億ドル相当)の特別国債を発行した(第1〜8期に分けて逐次発行。)。第1期(6,000億元)と第8期(7,000億元)の発行は、いったん国内商業銀行(報道では中国農業銀行)が引き受けた後、即日中銀が満額買入れを行った。その他の発行は、銀行引受けシンジケート団に対して行われ、市中消化された。中銀は、同特別国債も公開市場操作に活用している。財政部が調達した1兆5,500億元は、中銀が保有する外貨と交換され、それを資本金として中国政府の下、外貨準備の運用を目的とする「中国投資有限責任公司(CIC:China Investment Corporation)が設立された。