アメリカ、ユーロ圏、英国の債券残高については、公的債券のシェアはそれぞれ23.0%、35.1%、25.5%と、比較的小さく民間債券が大半を占めている(IMF(2008a))。また、McKinsey & Company(2008a)では、これらの国・地域における金融資産の増加に対する公的債券の寄与率は5〜6%程度としており、民間債券の寄与率33〜39%程度を大きく下回っている。他方、日本は、公的債券のシェアは77.4%。