＜2003年の動向＞
2003年、株価は世界的に上昇基調で推移した。2003年３月までイラク情勢が緊迫化したことなどから欧米の株価は下落したが、その後は世界的な景気回復が進むなか、企業収益も改善し、上昇基調に転じた。こうした中で、ＮＹダウは12月に約１年半ぶりに10,000ドルを回復した。2000年のＩＴバブル崩壊以降続いてきた日本、アメリカ、ヨーロッパの株価は下落傾向の転換点を迎えたと考えられる。アジアでも主要な株価は、中国を除いておおむね上昇基調で推移しており、特に韓国は、１年間で約３割の上昇となった。
＜2004年の動向＞
2004年に入ってからも、景気回復が続いていることなどを背景に、株価は引き続き世界的に上昇基調で推移している。2003年に伸び悩んだ中国の株価も、2003年末頃から上昇基調に転じている。