11 女王陛下即位60周年記念による祝日増で4~6月期の営業日数は例年より1日減少し、Bank of England (2012a)は経済成長率を0.5%押し下げる可能性があると指摘していた。反動増が同程度なら、7~9月期の経済成長率は0.5%押し上げられることになる。一方、オリンピックやパラリンピックのチケット販売は5.8億ポンドであり、実現主義の原則から全てが7~9月期に計上され、経済成長率を0.2%押し上げたとみられるとMorgan and Hardie (2012)は述べている。なお、Morgan and Hardieは宿泊業や娯楽業、運輸業がオリンピック関連で需要が増加したと述べており、Bank of England (2012b)は評価が難しいとしながらも経済成長率を0.2%程度押し上げた可能性が高いと指摘している。