補論

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ここでは、1節において東日本大震災、2節において熊本地震の被災県におけるその後の経済動向や復興の進捗状況について概観し、課題と今後の方向性について記す。

<ポイント>

  • 東日本大震災の被災県では、半導体や精密機械等の海外需要の回復にも支えられて製造業の生産は拡大してきたが、水産業や旅行・宿泊需要の回復は不十分。風評被害の克服が必要。
  • 熊本県では、電子部品・デバイス、電気・情報通信が製造業の回復を主導。小売販売もマインドも回復しているが、外国人旅行客は被災前の半数程度に留まっており、観光資源の早期復元・復旧が必要。
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