平成13年度

地域経済レポート2001

−公共投資依存からの脱却と雇用の創出−

平成13年11月

内 閣 府 政 策 統 括 官

(経済財政-景気判断・政策分析担当)


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〜地域経済トピックス〜

 2000〜2001年にも地域に特徴的な動きは、それぞれの地域で数多くみられた。そのような出来事の中から4つをとりあげ、以下に地域経済トピックスとして紹介する。

1.【北海道】札幌に集積するコールセンター

 北海道では2000年度までにコールセンターが9社設立された(そのうち8社が札幌)。札幌では「サッポロ・バレー」に情報関連産業が集積し、ITインフラも充実している。北海道では、労働力が豊富で賃貸料も安価であり、地元行政の助成制度もあることから、コールセンター設立条件の優位性が高いことが背景にある。とくに情報処理機能の高度な「ITコールセンター」といわれるものが多い。2001年度にはコールセンターが13社にまで増加する見込みで、雇用創出効果が期待されている。

2.【近畿】好調が続くユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)

 大型テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)が、2001年3月大阪市に開業した。夏休み期間中も入場者数は順調に増え続け、8月末には累計500万人に到達した。これを受けて近隣のホテル、旅館では宿泊客数が増加し、稼働率が高水準となった。また、修学旅行に組み込まれるケースも増えており、USJの近隣の観光施設への相乗効果も現れた。しかし、「景気ウォッチャー調査」によると、大阪圏以外の観光施設において来客数が減少するなどの影響もみられた。

3.【中国】鳥取県西部地震と芸予地震の影響

 2000年10月に鳥取県西部地震が、また、2001年3月には芸予地震が発生した。どちらの地震についても生産活動への影響は農林水産業を除いて限定的であったものの、観光関連産業の売上は減少した。また、地域の消費マインドが一時的に低下し、個人消費が他地域に比べて低調となるなどの影響もみられた。

4.【四国】本四3架橋とエックス・ハイウェイの完成

 尾道・今治ルートの開通(99年5月)によって本四3架橋が完成し、四国の玄関口が整備された。そして、1年後の2000年3月には各県庁所在地間を結ぶ高速道路網「エックス・ハイウェイ」が完成した。こうした架橋と高速道路網整備により、企業誘致や観光、物流などへの効果が期待されているが、実際にどのような効果をどれだけもたらしているかについて客観的に評価することが、ますます必要とされている。


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